固いネジの外し方を解説[ネジをなめないためのコツと折れた時の緩め方]

なめたねじ2 バイクライフ

■ どうしても固くて外れないネジがあるけど外し方を知りたい

■ 整備をしていたらネジをなめてしまった

■ なめてしまったネジの外し方を教えてほしい

と悩んでいませんか。

実は、なめてしまったネジを外す方法があります。

それは、正しいドライバーの回し方を知った上で潤滑浸透剤、貫通ドライバー、ハンマー、輪ゴムなどを駆使することです。

なぜなら基本である正しいドライバーの回し方を知らないとほかの方法を試しても効果が薄いからです。

知った上で、多くのコツを駆使すれば、なめたネジや固いネジも外せます。

私は今までネジを何回も舐めたことがあります。

でも、これから紹介する方法を試したらネジを外すことが出来ました。

この記事では固くて外れないネジとなめたネジの外し方を教えます。

よしのパパ
よしのパパ

この記事を読むと自分でも外れないネジが外せるようになりますよ。

結論は正しいドライバーの使い方で残っているネジ山に合わせた回し方をすれば固いネジやなめたネジも外すことが出来ます。

よしのパパ
よしのパパ

こんにちは。この記事を書いているよしのパパといいます。

プロフィール→»バイク歴20年経験車種85車種のよしのパパの自己紹介[動画多数あり]

このブログは「一生満足できるバイクを選ぶまでをサポートする」というコンセプトです。

メインコンテンツは»「初心者のためのバイク選び」

興味あればぜひ読んでみてください。

正しいドライバーの回し方を解説

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まずは正しいネジの回し方を知らないといけません。

ただでさえ外れにくいネジを外そうとしているのです。

やり方が間違っていたら確実にネジ山をなめてつぶしてしまいます。

よしのパパ
よしのパパ

なので、まずは正しい方法を知ってからトライしてみてください。

今回はバイクに使われるのが多いプラスネジのみ解説します。

固いプラスネジを外すコツ

■ 強く押し付けて回す

■ 垂直にドライバーを当てて回すときにも垂直を維持する

コツ1 強く押し付けて回す

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プラスネジは斜めに掘れた凹みに十字の刻みがあります。

ドライバーを当て回そうとすると斜めの斜面を滑ってドライバーが押し戻されます。

この力を「カムアウト」と呼びます。

つまりプラスドライバーを使うときは回すよりも下に押し付ける意識が大切ということです。

基本的な目安は押し付ける力70% 回す力30%ですが、外れないネジを外す今回のようなときはネジをなめないようにするために力加減を変えます。

押し付ける力80% 回す力20%くらいのイメージがオススメです。

押し付ける力が強いとネジとドライバーの接地面のグリップ感がわかります。

イメージはサスペンションをグっと沈ませながらコーナリングしているときにタイヤのグリップ感をより感じられるのに似ていますね。

よしのパパ
よしのパパ

工具の扱いはバイクの運転と同じくイメージが大切ですよ。

コツ2 垂直に押し付けながら回す

垂直を維持するにはドライパーの先がふらふらしていてがネジ山にきれいにドライバーが乗らないのは想像できますよね。

正しい番手のまともなドライバーを使う

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■ 安物の工具を使っていませんか?

■ 100均のものや、車載工具に入っていたものは駄目です。

■ 精度がいまいちでうまくネジ山にヒットしません。

非常時などたまに使うならよいと思います。

ですが最低限ホームセンターで売っているものを用意しましょう。

最低でもアストロプロダクツ製以上用意してください。

よしのパパ
よしのパパ

目安はプラスドライバーなら500円以上を、ベッセルのドライバーは安くて精度もそこそこでおすすめですよ。

ネジ山の大きさは3種類

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それに合わせてプラスドライバーの頭の大きさも3種類あります。

この番手があっていることが大切。

バイクに使われているものはほとんどが2番の大きさです。

あなたが持っているドライバーを外したいネジ山にあててみて少しでもがたや遊びがあったら番手が違うかもしれませんよ。

工具無しの場合(補足情報)

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手元に正しいサイズの工具が無い場合どうするか。

そんな時は「外したネジは再使用はできない」という前提なら無理やり外してしまうという方法もあります。

そんな時はこの記事の下の方に「ネジがなめてしまったりどうしても外れなかった時の対処法」に無理やりネジを外すという方法を解説していますので先に進んでください。→コチラ

実際の固いネジの外し方を解説

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ここからは実際に固いネジを外すときの具体的な方法をステップ形式で解説していきます。

ステップ1 潤滑浸透剤を吹く

■ ネジ山に届くように吹き付ける

■ 浸透するのを1分くらい待つ

■ ついついすぐに手を出したくなるのをぐっと我慢する

潤滑浸透剤ではクレ556が有名です。

安くて手に入りやすいのですが頑固なネジを外す能力としてはいまいちな性能です。

よしのパパはワコーズのラスペネを使っています。

体感では固いネジを外す能力としてはクレ556とは2倍くらい違うと思います。

よしのパパ
よしのパパ

値段は3倍くらい違うのでコスパとしてはちょっと高いと思うかもしれませんがネジをなめてしまったときの手間を考えれば高くないと思います。

メンテナンスで失敗しない大事なコツは「初心者ほど良い工具やケミカルと使うこと」

あなたの車両が古かったり、状態があまり良くないバイクを整備しようとしているならクレ556ではなくてラスペネをお勧めします。

ステップ2 貫通ドライバーでたたく

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■ ネジに衝撃を与えて固着をはがすのが目的

■ ドライバーをこれから買う人は貫通タイプがおすすめ

■ ネジ山を傷めないようにドライバーを垂直に立てたまま叩く

貫通ドライバーとはネジの頭からお尻まで金属がつながっています。

ドライバーのお尻をハンマーでたたくとドライバーの先っぽまで衝撃が届くというものです。

よしのパパ
よしのパパ

ドライバーはPBとかベッセルとかが安くて制度の良いのでコスパが良くお勧めですね。

よしのパパはベッセルを使ってます。

ベッセルのドライバーは安いのに優秀で建設現場の作業員さんご用達のバリバリの現場使用にも耐えるものです。

ステップ3 少し時間をおいてからドライバーで回す 

1minute

■ 無理はしない

■ ドライバーは正しい回し方で!

■ 少しでも駄目そうなら何度でもステップ1~2を試す

ネジ山を完全に壊さないように注意

broken-bis

■ ネジをなめてしまったらそのあとの処理が大変

■ ネジをなめない範囲で色々と試すのがポイント

■ 力加減は経験で覚えるしかないのですが、文字で伝えるなら金属が「グニュ」ってゆがむような「ぬるっ」って滑るような感じがしたら無理に外すのを一度やめる

■ ダメそうなときはステップ1~2をもう一度試す

もし完全にネジ山をなめてしまった場合の対処方法をこの後で解説しています。

先にこの後の記事を全部読んでみて、最悪なめてしまった場合どんな作業が必要かを知った後で自分で試すかを再度検討してみてください。

自分でやらないでプロのやってもらうのも一つの手段です。

よしのパパ
よしのパパ

目安はステップ1~2を5回くらい試しても駄目だったらあきらめて他の方法を考えたほうが良いでしょう。

インパクトドライバーは必要なし

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インパクトドライバーとはビットを頭に付けられてお尻をハンマーでたたくと選択した方向にビットが回りながら貫通ドライバーのようにたたき込める工具。

たたいて衝撃を与えられると同時に緩む方向にも回せるという特殊な工具です。

よしのパパはインパクトドライバーも持っています。

ですがインパクトドライバーよりも貫通マイナスドライバーとハンマーのほうが経験上うまくいきました。

なので、インパクトドライバーはそれほど必須工具ではないと思っています。

どうしても外れなかった時の緩め方

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ネジ山をなめてしまったときは残ってしまったネジ山を使ってどうには回すことを考えないといけません。

ここからはネジを再利用することは完全にあきらめて力技を駆使して外す方法を紹介します。

太めの輪ゴムで回す

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こんな太めの輪ゴムを用意してください。

この輪ゴムを痛んだネジ山のネジ外し剤の代わりに使います。

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↑このようにネジとドライバーの先端の間に輪ゴムが挟まるようにして回してください。

コツはネジ回しの基本「押し付けながら回すこと」

ボルスター付きドライバー+メガネレンチで回す

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ボルスター付きのドライバーとは↑のようにドライバーの根本に六角が付いていてレンチで回せるようになっているものです。
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↑このように使います。

このやり方は右手の「垂直に押し付けることに集中できる」のがメリット。

左手は「回すことに集中」できます。

よしのパパ
よしのパパ

先ほど紹介した輪ゴムを挟むことと併用すればなお効果がアップします。

バイスプライヤーで挟んで回す

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バイスプライヤーとはロック機構が付いたプライヤー。

大きさにサイズがいくつかあり、ネジの大きさによって2種類くらいあると使いやすい。

これでネジ山自体をつかんで無理やり回してしまうという方法。

ここからはネジ山が完全につぶれてしまった後に試す方法を解説します。

力がある人なら普通の大きめのプライヤーで回せる人もいるかもしれません。

専用にネジザウルスというネジをつかんで回す専用のプライヤーもありますが汎用性の面からよしのパパはバイスプライヤー派です。

ちなみに皿ネジなどネジの頭がつかめないものには使えない方法です。

ネジ山と作って貫通マイナスドライバーで叩く

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これは「ネジ山がなくなったら作ればよいじゃない!」という方法です。

■ 貫通マイナスドライバーとハンマーを使ってプラスネジの頭にマイナスのネジ山を作る

■ ノミとタガネの要領でハンマーでガンガンたたいてネジ山を作る

■ ネジ山が出来たらマイナスドライバーで回すのではなくネジ山に斜めにマイナスドライバーを当ててハンマーでたたいて回す
■ 手で回そうとするとまたネジ山をなめてしまう可能性が高い
(もともとあった正規のネジ山を使っても回せなかったネジを急ごしらえのネジ山で回せるわけないのです)

マイナスドライバーは本来は回すための工具でネジの溝を切るためのものではありません。

本来の使用目的ではない使い方をするので工具が痛みます。

なのであまり高い工具を使うともったいないです。

よしのパパ
よしのパパ

バイクにマイナスネジはほとんどないのでマイナスドライバーは、ほとんどノミやタガネみたいな使い方してます。

それでもさらにダメだったとき

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それでもダメな場合はバイク屋に持ち込むことを検討したほうが良いです。

ですが絶対に自分で何とかするんだ!出来るようになりたいんだ!って人の為に、最後の手段をいくつか紹介します。

ネジの頭を切り落として逆タップ

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これは自力で出来る最終手段です。

■ ネジの頭ををサンダーか大きめのニッパーなどで切り落とす

■ 残ったネジ本体にドリルで穴をあける

■ ドリルの穴はまっすぐに穴をあけないといけないので一番大事な作業!

■ 折れたネジの太さが8mmだとしたら4~5mmの穴をドリルで開ける

■ 穴の深さはネジの長さによりますが5~10mm程度

■ 
その穴に逆タップと呼ばれる逆にネジが切ってある工具を指して回すと折れたネジを逆に回せるので外せる

斜めにドリルで穴をあけてしまってネジの雌山を削るとリコイルというネジ山を作り直す作業が必要でさらに難易度が上がりますので穴をあける作業は特に慎重にやってください!

tap-how-to

よしのパパ
よしのパパ

よしのパパは逆タップを3回やったことあります。

とても気を使うめんどくさい作業ですが落ち着いてやればできるはずです。

バイク屋に駆け込む

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逆タップはドリルを使うし初心者にはお勧めしません。

貫通マイナスドライバーでたたいても回せなければバイク屋さんに行くのをお勧めします。

でも、ここでチャレンジしていくのがメンテナンス上手への壁なのでチャレンジしたい人はぜひ頑張ってみてください。

この記事の一番下に筆者のツイッターアカウントのリンクがあります。

コメントやDMいただければ、出来るだけ質問などに答えます。

固いネジは予防することができる

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固いネジには固くなってしまった原因があります。

■ そもそも固く締めすぎた

■ ネジ山が錆びた

■ 高熱にさらされて固着した(マフラーの取付ボルトなど)

デザイン上、雨に当たりやすいネジもあるでしょう。

それはそのバイクの癖みたいなものでうまく付き合うしかありません。

でも安心して下さい。予防する方法があるので紹介します。

ここからは、ネジを固着させないコツを解説します。

スレッドコンパウンドや各種グリス

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ネジ山にグリスを塗れば錆と水をほぼ防げます

グリスは水を防ぐのでさらに錆びないということですね。

注意点1 ネジを締め付ける強さを変える必要がある

ネジ山にグリスと塗るとネジの抵抗が減るのでその分ネジを弱い力で締め付けないとメーカーが指定している締め付けトルクよりも強いトルクでネジを締めてしまいます。

目安はグリスを塗ったら指定トルクの80%くらいのトルクで締め付けるといいです。

注意点2 グリスによって得意分野が違う

高温に強いのがスレッドコンパウンドなど耐熱グリスです。

なので熱にさらされる場所にはスレッドコンパウンドを使う。

それ以外はマルチパーパスグリスを使うのがおすすめです。

カバーをかける(地味だが重要)

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雨に濡れるとネジ山にもしみ込んで錆びます

なのでカバーなどで雨露からバイクを守りましょう。

ちなみに、夜露や結露にもバイクカバーは効果的です。

雨が降っていなくても湿り気でバイクは意外と濡れるのでバイク全体を錆びさせていきます。

バイクにカバーをかけるのは費用対効果が高い整備です。

よしのパパ
よしのパパ

バイクに乗るたびにカバーをかけたり外したりするのは面倒くさいものですが、バイクの事を思えばぜひやってあげてほしい作業です。

一度も開けていないネジはそれ相応の装備と覚悟で挑む

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自分で一度外したことがあるネジはほぼ外れます。

一度も外していない場所はもしかしたら外れないかもと考える。

よしのパパ
よしのパパ

それ相応の用意をしておくといざって時にあわてないで済みますよ。

最後に

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今回の記事は

固いネジの外し方を解説[ネジをなめないためのコツ]

■ネジがなめてしまったりどうしても外れなかった時の対処法

■固いネジは予防することができる。

こんな内容でした

ネジが回らないのはバイク整備で一番多いトラブルだと思います。

でもこれに対応できれば一番多いトラブルが怖くなくなります。

ぜひ頑張って戦ってみてくださいね。

よしのパパ
よしのパパ

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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