[NC39~42の前期後期]歴代のCB400の違いをまとめました

cb400sf-nc42-03 個別バイクの解説や比較
 CB400は優等生過ぎてつまらないって聞いたけどどうなの?

 ずっと販売しているけど見た目が同じだから違いが判らない。

 CB400に興味あるけど自分に合うかどうか知りたい。

実はCB400はベテランにこそオススメできる超高性能なバイクなんです。

なぜなら、初心者からベテランまでオススメできるバイクはなかなか無いからです。

教習所で使われているので初心者におすすめなのは当然ですがこのバイクの懐の深さがベテランにこそおすすめなのです。

私は1999年式から2021年式までのCB400SBとSB400SFに仕事で数多く乗ってきました。

仕事で乗るのでかなり厳しい練習もこのCB400でこなしてます。

新しい車両が導入されると新しい車両に乗り換えて練習してきました。

この記事では、歴代のCB400を乗り込んできた筆者がそれぞれのCB400の違いを教えます。

この記事を読むと歴代のCB400の違いが判るので中古を含めあなたにピッタリのCB400を選ぶことができるようになりますよ。

よしのパパ
よしのパパ

結論は最新のモデルより2014~2018年(NC42中期)が歴代のCB400で最強です。

後はSFとSBを選ぶだけですよ。

解説はCB400SF(ネイキッド)で進めていきます。

記事の後半でSF(ネイキッド)とSB(ハーフカウル)の違いの解説をしているので最後まで読んでみてくださいね。

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1999~2003 HYPER VTEC SPEC 1~3 (NC39 前期、中期、後期)


それぞれのモデルは VTECが効く回転数(バルブが2→4バルブになる回転数)の微調整がされています。

他に細かい違いはありますが乗った感じでは正直大きな違いはありません。

キャブレターモデル全てに言えることが
新しい CB と比べてエンジンに若干の振動があること。

よしのパパ
よしのパパ

イメージで言うなら水冷エンジンと空冷エンジンの差のようなものが少しある感じですね。

水冷エンジンは空冷エンジンより振動が少ないのです。

もちろんキャブレターモデルのCBも全部水冷エンジンなのであくまでのイメージの話です。

現代の水準から比べると、ある意味少し古いバイクらしく少しだけ荒々しい乗り味です。

ブレーキや足回り車体特性は現在の CB に引けを取らず全く問題ありません。

現在から購入を検討するには車両が少し古いのでメンテナンスが前提となりますがまだまだ現役で走る実力を兼ね備えています。

2007 HYPER VTEC Revo (NC42前期)

cb400sf-nc42-01

2007年から HYPER VTEC Revo という更に進化したものになりました。

正直これも体感ではほぼ分かりませんアクセルの開けた量などによって VTEC が効く回転数がさらに細かく調整されています。

大きく進化した箇所

 インジェクションになり燃費とレスポンスアップ

 ABS が付いた

 コンビブレーキがついた

 エンジンが新しくなり振動が一気に減り大型バイクのような上質さを手に入れた

よしのパパ的にはバイクのABSはすべての人に体感してもらいたい素晴らしい発明だと思います。

ただコンビブレーキは個人的にはあまり好きではなく、実際この後のモデルチェンジでコンビブレーキは採用されなくなってしまいました。

よしのパパ
よしのパパ

CB400でコンビブレーキが採用されたのはこのモデルだけですから

市場からも評価されなかったのでしょう。

コンビブレーキはリアブレーキをかけた時に少しフロントブレーキも自動でかけてくれるシステムです。

フロントブレーキをかけた時はフロントブレーキだけ掛かります。

普通に街乗りで使うだけなら正直フロントブレーキレバーがなくても問題ないくらいリアのブレーキペダルだけで事足ります。
デメリットはリアブレーキだけを掛けたいときに勝手にフロントブレーキもかかってしまうのでよしのパパ的には余計なお世話となってしまいます。

見分ける特徴はフロントブレーキキャリパーに三つのピストンがついているモデルはコンビブレーキ採用モデルです。

2014 HYPER VTEC Revo (NC42中期)

cb400sf-nc42-02

2014年にモデルチェンジしたこのモデルはNC42中期型となります。

よしのパパとしては喜ばしい変更は、コンビブレーキが無くなり通常のブレーキ+ ABS の組み合わせになったことです。

バイク全体としてもバランスが良く足回りも非常にお金がかかっており ABS もとても頭の良い制御をしています。

ハーフカウルが付いてるボルドールモデルのメーターも CB 1300と同等のものに進化。

シフトポジションもメーターでわかるようになったりと中型にしてはかなり高価な装備です。
よしのパパ
よしのパパ

そのぶん新車価格もかなり上がってしまいましたがほとんどの人にとって満足度は上がったはずです。

2018 HYPER VTEC Revo (NC42後期)

cb400sf-nc42-03

2018年にモデルチェンジした現行モデルです。

一番大きな変更点は規制のルールが変わり純正マフラーの音量制限が緩和されたことです。

それに合わせてかなり迫力のある純正マフラーが採用されています。

CB400(NC42後期)のマフラーは今までとどんな違いがあるのか

よしのパパの体感的には車検に通る社外マフラーが最初からついてるようなイメージです。
音はかなりカッコよく重低音もある太い音になりましたが、社外マフラーをつけた時のデメリットもしっかりあります。

低速域のレスポンス悪化と3000回転以下でアクセル開度が非常に少ない時に若干のノッキングの様な症状がたまに出ます。

今までの全方位完璧なエンジン制御からは考えられないような症状をたまに見せるようになってしまいました。
よしのパパ
よしのパパ

新しいマフラーの細部をを詰めきれず リリースしたのかなと感じるような印象ですね。

バイクはマイナーチェンジをしていない時期にも少しずつ発表しない小さな仕様変更しているものです。

なので同じ型式でも別の新車に乗るたびに上記の件を確認していました。

追記情報2021年4月モデルにも乗りましたがやはり改善はされていませんでしたね。

CB400 で初めて予算をあまりかけられなかったのかなと感じてしまったところです。

ただそれ以外の足回りは歴代の中で一番良く感じ ABS の制御も更に進化を遂げたように感じました。

なので、本当に惜しいと感じてしまうところです。

エンジン調整はユーザーレベルではとても手が出ないところですからね。

変更前と変更後のマフラーの見分け方

見分けるポイントはマフラーのエキパイとサイレンサーのつなぎ目のガードの形状が違います。

ちょうどリアサスペンションとマフラーが重なるあたりの部分です。

cb400sb-nc42-model3NC42後期(マフラー変更後)

cb400sb-nc42-model2NC42中期(マフラー変更前)

NC42後期型のSBはグリップヒーターとETCが付いています。

それでも見分けがつきます。

SFの場合は↑の写真のマフラーで見分けるのが良いと思います。

CB400SFとCB400SBの違いを解説

2005年にCB400(NC39後期)で初めてスーパーボルドールが追加されました。

cb400sb-nc39-model3

その後2007年にはNC42になりSBもモデルチェンジ

cb400sb-nc42-model2

さらに2014年にNC42後期(現行最終型)になりマフラーとハーフカウルのヘッドライトのデザインが変更されます。

cb400sb-nc42-model3

特にヘッドライトのデザインが変わったのがかっこよくなったポイント。

最近の車のようなアイラインが追加されまるで大型バイクのような高級感を手に入れました。

cb400sb-nc42-model3-headlight

CB400SFとCB400SBの違いと乗り比べた感想

装備の違い

 ハーフカウル追加

 角型マルチリフレクターヘッドライト

 ハーフカウルの左右に小物入れ(左側は鍵付き)
筆者が乗り比べた感想

 高速が楽になった

 フロント回りに重さが出て良い意味で重厚感が出た

 キャスター角が少し寝た印象になった

(直進安定性がアップした代わりにコーナリング力が少し減った)

2005年以降はCB400にはネイキッドのSF(スーパーフォア)、ハーフカウルのSB(スーパーボルドール)の2本立てのラインナップになります。

結局SFとSBどっちが良い?両方乗った筆者の評価は?

スーパーボルドールがツーリングマシンとして優秀すぎで基本的にはSBを選ぶ人が多いと思います。

CB400SBがおすすめな人は高速道路でツーリングに行きたい人

高速道路など含め長距離のツーリング性能は400ccの中では最強と言ってよいでしょう。


特にNC42最終型のSBはヘッドライトとメーター回りの高級感も含めまるで大型バイクに乗っているような印象ですよ。
CB400SFがおすすめな人はスポーティーに走りたい人

パイロンスラロームなどで特に差が出ます。


フロント回りに重さがないのでスイスイとよく曲がります。

ウィリーのやりやすさも圧倒的にSFですね

よしのパパ的ランキング発表!!

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ここでランキングの発表です

 第4位 2007年モデル

 第3位 2018年モデル

 第2位 歴代キャブレター VTEC モデル

 第1位 2014年モデル

なぜこのようなランキングになったか解説していきますね。

第1位 2014 HYPER VTEC Revo(NC42中期)

cb400sf-nc42-02

2014年モデルが一番全方位どこにも弱点がありません。

そして足回りブレーキなどもちろん優等生で全て90点という内容です。

よしのパパ
よしのパパ

SFもSBもこのNC42中期がおすすめです。

第2位 1999~2003 HYPER VTEC SPEC 1~3(NC39前、中、後期)

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続いて2位に入ったキャブレターモデル。

多少古いエンジン制御が今となっては若干古く感じるところもありますが、いまだ好印象のモデル。

非常に軽快で車体が軽く感じられ、ちゃんとメンテナンスをすれば今でも十分楽しめるバイクだと思います。

第3位 2018 HYPER VTEC Revo(NC42後期) 

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続いて最新なのに3位になってしまった2018年モデルです

残念なポイント

 社外マフラーのような味付けの純正マフラーがどうしても気に入らず一番低回転でのフレキシブルなレスポンスはなりを潜めたこと。

 低速で走った時に3000回転以下で妙なノッキングのような症状がたまに出ることが非常に気になります。

 アクセルの「開け始めのレスポンスが歴代モデルより若干悪くなっているところ」もよしのパパ的にはかなりのマイナスポイントです。
よしのパパ
よしのパパ

マフラーの音はかなりポイントが高いのでバイクはノーマルマフラーでは乗りたくない人にはおすすめできます。

よしのパパはむしろ低速トルクがあるノーマルマフラーが好きなタイプなので今回の評価になってます。

第4位 2007 HYPER VTEC Revo(NC42前期)

cb400sf-nc42-01

最下位になってしまった2007年モデルですがすべてはコンビブレーキのせいです。

コンビブレーキさえなければ2007年モデルは2位になっていたでしょう。

実際その後のモデルでは採用から外れてしまったので市場からも高評価は得られなかったのでしょう。

乗ってみて思うのがコンビブレーキはスポーツバイクには大きなお世話というやつです。

後ろのブレーキと前のブレーキをせっかく別々にコントロールできるのに自動で制御されるのはストレス。

しかも速度によって特に調整とかはしないのでまさに余計なお世話というような印象です。

おしまいに

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ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

 
よしのパパ
よしのパパ

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ほかの記事もぜひ読んでいってくださいね。

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