■バイクを洗車するときにコツとかあれば知りたい。
■うちはマンションで水道が使えないけど洗車したい。
■水道がなくてもバケツとかタンク式高圧洗浄機とかあればいいよね?
◇水なし洗車が流行っているけど実際どうなの?
◇タオルで拭いたら傷つかないか心配なんだけど?
◇洗車で水ありと水なしもメリットデメリットどうなの?
今回の記事は
■水あり洗車のコツも解説。水なしとの違いを知り、さらに水なし洗車上手に!
■バイクの洗車にまつわる疑問をQ&A方式で解説します
上記の内容となります
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バイクの洗車方法を解説。日常的には[水なし]だが条件次第で[水あり]必須
水なし洗車をおすすめする理由
それは
- 錆びさせたくない
- 電装部品に水を掛けたくない
- 充分な水がないとシャンプー系は使えない
- 外側は凹凸の多い「部品」が多いので固形ワックスが使いにくい
- フクピカがバイクに使うと優秀すぎる
など多くの理由があります。
水あり洗車をしないといけない条件
それは
- 海岸沿いを走ったとき
- 泥まみれの時
- 冬など凍結防止剤がまかれている道を走ったとき。
です。
水あり洗車をしないといけない条件→
具体的な水なし洗車の方法の順に解説していきます。
水なし洗車をおすすめする理由
洗車といえば水道のホースで上から水をいっぱいかけてカーシャンプーでごしごし泡立てて洗うこと。だと思っていませんか?
確かに外装がほとんどすべてボディに覆われている車はそれで良いと思います。
でもバイクの場合エンジンやフレーム、メーターなど機械や金属部品のほうが外側から見て多くありませんか?
車で言う「ボディ」といえる部分はカウル、タンク、フェンダー、リアフェンダーくらいのものでしょう。
ちなみによしのパパはトリッカーというバイクに乗っています。
オフ車に近いバイクなので正直タンクくらいしかまともな塗装面はありません。
それ以外の部分はエンジン、ブレーキなどすべて機械部品です。
そもそも車と比べるとワックスを掛ける場所がとても少ないのです。
なのでわざわざ水をかける洗車をしないでも拭いてしまえばよいのです。
もちろんバイクは生活防水くらいの防水機能はあるのでシャワーを掛けても全く問題ありません。
雨の日にもバイクは乗れますから。
でも積極的に掛けたいわけではありませんよね。
金属は錆びます。錆の原因は汚れ、塩、水分などで。
車とは事情が違うのです。
なので水を使わないとしたら水拭きくらいしかできなそうですが、フクピカがあります。
これはワックスがしみ込んでいてコンパウンドも入っていないウェットシートのようなもの。
汚れを取って同時にワックス掛けもできてしまう優れモノ。
使えないのはブレーキディスクくらいです。
それ以外にはほぼすべて対応できます。
もちろん、固形ワックスに比べると保護力、持続力は落ちます。
でも、その分手軽なので頻繁にバイクをきれいにできます。
持続力が半分だとしても、3倍の頻度できれいにすればそっちのほうが効果は高いですよね。
個人的に労力は水あり洗車の5分の1くらいだと思います。
水あり洗車をしないといけない条件
- 海岸沿いを走ったとき
- 泥まみれの時
- 冬など凍結防止剤がまかれている道を走ったとき。
だと説明しました。
これはつまり塩分が金属を錆びさせること
細かい砂や汚れはバイクを錆びさせる上に細かい部品の中に入り込みそこで悪さをするからです。
塩分は錆びるから大量の水で早く洗い流したほうが良いのはわかりやすいと思います。
洗い流すまでずっとチェーンとスプロケットの間で部品を削り続けるのです。
なのでこの条件以外は水道水で洗車することのほうが水なし洗車よりもデメリットが多いとよしのパパは考えます。
なのでこの条件以外の時は水を使わない洗車のほうがおすすめなのです。
ではこれからは具体的な方法の解説に移っていきます。
具体的な水なし洗車の方法を解説
用意するもの
フクピカ
類似品もいろいろありますが生地の厚みなどフクピカが一番使いやすいと思います。
類似品の安い奴は生地が薄いものが多いんですよね。
ウエス
そのほかにもフクピカしたあとの乾拭きに使用
上に紹介してあるほうがおとなしい汚れ向きで下に行くほど頑固な汚れに対応するものです。
フォーミングマルチクリーナー
泡状になって汚れを浮かしてウエスでふき取るだけでOK。
拭き取った後には溶剤などは何も残らないのでブレーキディスクにも使えるのがすごい。
水なし洗車の救世主です。
ユニコーンカークリーム
しかもウエスでふき取るだけで使いやすしし、ゴムなどにも悪さをしないのもよいですね。
クリーム状でトロトロ具合がちょうどよいんです。
パッケージが少し古臭いのが逆に好きです。
パーツクリーナー
パーツクリーナーについての記事があるので良かったら参考にしてくださいね。
バイク用おすすめパーツクリーナーと性能をまとめました(3製品で比較)
チェーンクリーナー
チェーンクリーナーについてまとめた記事があるので良かったらこちらも参考にしてください
ワコーズのチェーンルブを使っている理由をまとめました。(他製品と比較)
バイク用ケミカルの種類と違いを解説[一番広く使えるのはチェーンルブ]
ではじっさいの水なし洗車の方法をステップ形式で解説していきます。
ステップ1 濡れた雑巾で水拭き(砂汚れがひどい場合のみ)
■目安は塗装面(タンクやフェンダーなど)に砂汚れが多いかどうか
■砂汚れ塗装面が傷つくので固めに絞った濡れ雑巾などでそっと拭き取ってください。
■足回りや金属面はそれほど神経質にならないでもいいので、塗装面を拭いた後の濡れ雑巾で軽く拭きます。
■ほこりや雨などの水垢程度ならステップ2へ進んでください。
ステップ2 濡れ拭きで落ちない汚れを先に取る
■フクピカが汚れにくくなるので作業性が向上しますよ。
■使うケミカルは汚れと汚れている部分の素材次第のなので、良く吟味してくださいね。
ステップ3 フクピカでバイクを拭く
コツは
1、フクピカを四つに折って一面ずつ使っていく
- 拭けば汚れます。
- 汚れたまま拭き続けるとかえって汚れたり、汚れで傷がついたりします。
- 四つ折りが一番使いやすいですね。
- 四つ折りにすればうまく使えば8面あるので裏返して行けばかなり使えます。
- 適度に厚みがあってすぐに乾きにくいのでフクピカは使いやすいですね。
- 類似品の安いものは記事が薄いのとすぐ乾いちゃうので裏返している間に乾いてしまうんですよね。
2、使っている面が汚れたら、すぐにきれいな面と取り換える。
- もう少し使えそうだな、もったいないなって気持ちを抑えてどんどん裏返しましょう。
3、バイクの傷に弱い部分ときれいな部分から拭いていく。
- 出来るだけフクピカが汚れないところから拭いていきましょう。
4、乾いたウエスも一緒に持ってフクピカした後に乾拭きするとピカピカになります。
- 乾拭きは思った以上にきれいになりますよ。ぜひやってくださいね。
おすすめフクピカする順番
フクピカが汚れにくくて長持ちするオススメの拭き取りの順番を紹介します。
あくまでもよしのパパがやっている一例なのでなんども試してみて自分の順番を決めていってくださいね。
2,タンク、フェンダーなど塗装部分、ケーブル、ホース
3,エンジン、フォーク、スイングアーム
4,ホイールなど足回り
5,一番最後にチェーンの周りのルブが付いている部分。
補足情報
なぜなら水なし洗車を始めると手間が少ないので頻繁にフクピカすることになります。
すると、いつもバイクがいつもきれいで少しに汚れが気になっていつもバイクをキレイにしてしまいます。
ので、よしのパパはステップ1~2はあまりやらないですね。
いかがでしょうか。
水なし洗車の方法自体はとても簡単ですがそれに至るまでの準備や考え方が長くなってしまいました。
一度試してみるとバイクには水なし洗車はぴったりなので是非一度試してみてくださいね。
水あり洗車はやらなくなると思いますよ。
水あり洗車のコツも解説。水なしとの違いを知りさらに水なし洗車上手に!
水あり洗車は注意点とコツのみを解説します。
よしのパパは固形ワックスでのワックス掛けはバイクには不向きだと考えているので固形ワックス自体を持っていません。
ワックス入りのカーシャンプーのほうが便利だと思いますし十分だとも思います。
一番ワックスを掛けたいエンジンタンクはニーグリップをするパーツとも考えられます。
ワックスをかけすぎると滑りすぎて乗りにくくなるのがいやなのです。
よしのパパはやっていませんがキレイにワックスを掛けたいなら液体のコーティング剤で吹き上げるほうがおすすめです。
使っている友人もいるのでワックスをきっちりかけたい人はこちらをつかってみてはいかがでしょう?
コツ&注意点1 水をかけるのはバイクが冷えてから
- エキパイやエンジンなど水を掛けたら「じゅーー」って湯気が出るのは駄目ですよ。
- 金属は急に冷やすとゆがむことがあります。
- メッキなどにもよくないそうなので手で触って体温と同じくらいになったらもう大丈夫でしょう。
コツ&注意点2 洗剤はスプレータイプが使いやすい
- 最初からスプレー状で売っているシャンプーなどでもいい
- 薄めて使うタイプの溶剤なら100均などで売っている詰め替えボトルスプレーに希釈して入れておくのがおすすめ。
頑固な汚れはケミカルなどで落とすほうが効率が良いです。
コツ&注意点3 少しの面積を洗剤で洗ったら洗剤を洗い流してから次の場所を洗うようにする
- ついつい、全体が泡だらけになるまで洗剤を使ってしまいますが最初に洗った部分が乾いていませんか?
- 乾くと洗い落とすのが大変になって効率が悪いです。
乾く前に洗い流せる範囲だけ洗ったら水で洗い流すのがコツ。
コツ&注意点4 洗剤の洗い残しがないように水道ホースでよーーーく洗い流す。
- 洗剤はバイクに残っていてもなにもよいことありません
- シミの原因です。
- 良く洗い流してください。
- つまり水道ホースが用意できないときは水あり洗車はオススメしないということです。
- 洗剤を完全に洗い流すには流水が必須ですから。
コツ&注意点5 ブラシは車用はやめよう
- よしのパパが使っているのはこんなブラシです。
- 洗浄ブラシとか呼ぶようですね。
- 車用のものは大きくて使いにくいのでよしのパパはこんなのを使ってます。
- 縦につんつんして使えたりエンジンフィンの間を置くまで洗えたりと便利。
リンク
コツ&注意点6 水分をよーーーく拭き取る。
- セームタオルがあると便利。
- 細かい部品の間の水を吹き飛ばしのにコンプレッサーがあればエアガンで吹き飛ばす。
- 普通はそんなもの持っていないでしょうから(よしのパパも持っていません)エアダスタースプレーで吹き飛ばすと便利です。
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コツ&注意点7 とどめに1時間くらいバイクを走らせて完全に乾かす。
- どんなに頑張っても完全に水分を拭き取るのは無理です。
- ネジの隙間などにも水分は入り込みなかな乾きません。
- そして、そういうところほど錆びさせたくない場所なのです。
なので、よしのパパは水あり洗車をしなくてはいけないとき以外は水あり洗車はしません。
所有しているトリッカーは新車で買ってそろそろ2年ですが一度も水あり洗車はしていません。
バイクの洗車にまつわる疑問をQ&A方式で解説します
Q1,フクピカだけだとワックスが弱いんじゃ?
A.固形WAXよりほぼ力は弱いけどその分頻繁にフクピカすれはOK
■固形WAXで3か月に一回磨くよりよりフクピカを毎週磨くほうが保護力が継続している時間が平均で長いと思います。
■手間はフクピカのほうが少ない。
Q2、砂まみれのバイクを拭いたら傷がつかない?
A,ひどい砂まみれの時はもちろん水洗いが良い。
Q3,水道がなくてもバケツでくんでくれば大丈夫?
A,洗剤は流水じゃないと完全に洗い流すことはできません。
■洗剤を使って洗車するときは水道のホースでも流水を用意できるときのみにしましょう。
Q4,絶対に水道で洗車しないといけない条件は?
A,塩分、砂や泥まみれ、冬の凍結防止剤がバイクについたら水あり洗車必須です。
■バイクを傷つける砂や泥がついたときも水あり洗車必須。
- バイクを錆びさせる塩分が付いたとき
- バイクを傷つける砂や泥がついたとき
この二つの場合は水あり洗車と覚えてくださいね。
Q5、高圧洗浄楽そうだからほしい。使いやすい?
A.あれば便利だけど、使いどころに注意が必要。
使うかどうかは水あり洗車か水なし洗車かの判断と同じ。
使う場所に注意が必要。
注意する点
■シールベアリングやダストシールなどに直接当てないこと。
普通の生活防水くらいの防水力があるダストシール。
でも高圧の水をかけると中に水が入ってしまう。
もちろんダストシールがあるということはその中に水やほこりから守りたいベアリングなどがある。
スイングアームの根本にガンガン高圧洗浄してなかのシャフトを錆びさせていたら何のための洗車かわからない。
それらを気を付ければとても楽ちんで便利な道具。
でもバイクを数台一気に洗車する人にこそ必要な道具でバイクが一台しかない人はよしのパパは必要ないと思っている。
街乗りバイクで林道走行したりオフロード走行を頻繁にする人は便利かもしれませんね。
Q6,エンジンが冷える前に水を掛けたらいけないの?
A,だめです。金属やメッキ、塗装を傷めることがありますよ。
■金属は熱すると膨張します。
■エンジンのシリンダーやピストンは熱くなって膨張することを計算して合って、しかも膨張する方向をコントロールして設計されているとか。■冷やすときも急激に冷やすことは厳禁です。
■水を掛けたら「じゅーー」っていうのはバイクを傷めている音ですよ。
■メッキなどにもよくないですよ。
まとめ
今回の記事は
■水あり洗車のコツも解説。水なしとの違いを知り、さらに水なし洗車上手に!
■バイクの洗車にまつわる疑問をQ&A方式で解説します
こんな内容でした
いかがでしたか。
洗車の解説なのにまたこんな長い記事になってしまいましたね。
でも洗車は整備の基本と昔から言われています。
よしのパパは基本というよりは「習慣」か「きれいにしておかないと整備以前に壊れているかどうかもわからない」だと思います。
ただ、お水を掛けてじゃぶじゃぶ洗うのではなくて一つ一つの行動の意味を考えて洗車(今回は水なし)するとバイクメンテナンス力がアップして、バイクライフも充実しますよ。
たかが洗車ですが、なぜ?をいつも頭に置くとどんどんバイクが好きになっていきますよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ほかの記事もぜひ読んでいってくださいね。