トリッカーとセローは似たようなバイクでどちらを選ぶか迷いますよね
筆者はセロー250に乗ってオフ車が好きになりました
なのになぜトリッカーを買ったのか知りたくありませんか
トリッカーとセローどっちを買おうかと迷っている人はぜひ最後まで読んでくださいね。
今回の記事は
■トリッカーをフルサイズ化する方法と費用を解説
このような内容となります。
この記事を読めば、、、
□トリッカーのフルサイズ化の方法、費用
□自分はトリッカーとセローどっちが合うのか
このようなことがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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トリッカーとセロー比較インプレ[筆者がトリッカーを選んだ理由は?]
トリッカーのスペックと生い立ち
トリッカーのスペック
- モデル名 トリッカー
- エンジンタイプ G3J9E、空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ・単気筒
- 最高出力 20ps/7,500r/min
- 最大トルク 2.1kgf・m/6,000r/min
- 型式 2BK-DG32J
- 燃料供給方式 インジェクション
- 排気量 249cc
- 車体重量(装備重量) 127kg
- 燃料消費率 45.2km/L(60km/h)
- 全長・全高・全幅 1980mm × 1145mm × 800mm
- 燃料タンク容量 7.0リットル
- シート高 810mm
- 航続可能距離 316.4km(概算値)
- フロントタイヤサイズ 80/100-19M/C 49P
- リアタイヤサイズ 120/90-16M/C 63P
トリッカーの生い立ち
- 初代トリッカーは2004年に登場
- BMXとトライアルとフリースタイルを混ぜたような新しいコンセプトのバイク
- ヤマハにはマジェスティというバカ売れしていたスクーターがあったがミッションのエントリーバイクTWの後継機がなかったので開発された。
- すでにセロー225はモデル末期
- この後新しいコンセプトは何かと考えて、セロー225にYZ80というミニオフロードのテイストを入れたバイクとして開発
- それがトリッカー
セロー225よりも
■もっとウィリー出来て
■もっと段差を乗り越えられる
■楽しいおもちゃバイクとして開発。
■この1年後に250ccになったセローが発売させて225ccのころよりもジェントルで押しついた味付けになっていたので
■やんちゃなのはトリッカーに任せたようなモデル展開となった。
■その後セローと同じマイナーチェンジをたどる
■2008年にインジェクション化
■2018年に排ガス規制対応して延命して最後のモデルに
セロー250のスペックと生い立ち
セロー250のスペック
- モデル名 セロー 250
- エンジン始動方式 セルフスターター
- エンジンタイプ G3J9E、空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ・単気筒
- 最高出力 20ps/7,500/min
- 最大トルク 2.1kgf/6,000/min
- 型式 2BK-DG31J
- 燃料供給方式 フューエルインジェクション
- 排気量 249cc
- 車体重量(装備重量) 133kg
- 燃料消費率 48.4km/L(60km/h)
- 全長・全高・全幅 2100mm × 1160mm × 805mm
- 燃料タンク容量 9.3リットル
- シート高 830mm航続可能距離 446.4km(概算値)
- フロントタイヤサイズ 2.75-21 45P
- リアタイヤサイズ 120/80-18M/C 62P
セロー250の生い立ち
- 初代セロー225は1985年に登場
- スペック至上主義の時代にあえて数字では語れない「軽い」「細い」「扱いやすい」をコンセプトに発売
- その後何度のマイナーチェンジを繰り返して進化していく。
かなり長い歴史があるので要約して紹介します。
- 1989年にセルフスターター付き
- 1993年にリアブレーキをディスク化
- 1995年にリアタイヤチューブレス化
- 2000年にさらに全体に細かい進化
- 2005年に250cc化してフルモデルチェンジ
- 2008年にインジェクション化
- 2018年に排ガス規制対応して延命して最後のモデルに
とにかく山で遊べるバイクとして愛されたバイク
■他のオフロードバイクがどんどん姿を消しても最後まで空冷オフロードバイクとして生き残った。
■250ccになってから若干オンロード寄りになったが最後まで最初のコンセプトのままぶれなかった名車。
セロー250とトリッカーの違い
タイヤサイズが違う
これが一番影響が大きな違い
バイクは「タイヤにエンジンが乗っているだけ」と言われるほどタイヤに影響される乗り物。
それくらいタイヤが違うということは影響が大きい。
同じサイズでも銘柄が違うだけでかなり印象は違うくらい。
■セローは一般的はオフ車のサイズで前21インチ後ろ18インチ
■タイヤのいろんな種類から選べるしトライアルタイヤも履ける
■トリッカーはちょっと変わったサイズで前19インチ後ろ16インチ
■125ccのオフ車に近いが微妙に違う
■ノーマルのホイールで履けるのは純正タイヤ以外にはもう1種類くらいしかない
キャスター角が違う
キャスター角とはフロントフォークの斜めになっている角度の事
■これが寝ている(角度が浅い)とゆったりとした乗り心地になる
バイクが自然にハンドルを切ってくれる→安定感が増える
(クイックなハンドリングではなくなる)
■逆にキャスター角が立っている(角度が深い)とハンドリングがクイックになりスポーティーになる
■ハーレーやスクーターほどキャスター角が寝ていて、スポーツバイクほどキャスター角が立つ傾向
■セローよりトリッカーのほうがキャスター角が立っている。
■つまりセローは安定志向
■トリッカーはクイックなハンドリング
スイングアームの長さが違う
スイングアームとはリアタイヤを支えている上下に動くフレームの部分のこと。
■セローのほうがトリッカーより2センチくらい長い
■これも安定感を出す代わりにクイックさがなくなるという設定
■キャスター角とタイヤサイズと同じ調整方法です。
タンクの形、サイズが違う
■トリッカーのほうが小さく細いから燃料も入らない。
■その代わりに軽い
■セローは一度の給油でトリッカーより長距離を走れる。
トリッカーの良い所
■オフ車のトルクフルなエンジンと軽量なボディをさらにガソリンタンクを小さくして軽量化
■タイヤなど設定変更でオンロード寄りに味付け変更
■スイングアーム短くしてとキャスター角を立ててクイックなハンドリング
■BMXのようなシルエットとデザイン
■小柄な人も足つきがとても良い
ウィリーしてみたくなるバイク
↑こんなことをやりたくなるのがトリッカーですね
セローの良い所
■歴史の長いセローというバイクのコンセプトを維持したままオンロードにも若干対応力をアップ
■セロー以外のオフ車よりちょっとだけ小さい車体
■ドロドロ山道から高速ツーリングから街乗りまでオールマイティ
■ある意味CB400よりもスタンダードでオールマイティなバイク
筆者がトリッカーを選んだ理由
セロー250にしばらく乗ったときに初めはセローを買おうと思っていた。
セローはそれまでに乗っていたオフ車より少し小さくて振り回せるバイクなのでとても気に入っていた。
しばらくセロー250に乗っていたら少し不満が出てきた。
「もう少しウィリーの時にフロント回りが軽かったらな」
「もう少し車体が小柄ならアクセルターンとかもやりやすいのにな」
と思っていたら
「トリッカーがあるじゃない」
早速トリッカーについて調べ始めた。
トリッカーの弱点は
■オフ性能がセローより低い
■タイヤサイズがマイナーなのでタイヤの選択肢が低い
■足回りがセローよりもプアー(安物)
この後紹介しますがトリッカーのよくあるカスタムで
「フルサイズ化」というのがあります。
■それをやればオフ性能がアップするけどセロー250とはまた違ったオフ車になるのがわかった。
■具体的にはオールマイティなオフ車ではなく「トライアル車」に近いオフ車になるということ。
■予算的にはカスタム費が10万円前後だということ
セローのほうがおすすめなのはどんな人?
どっちを買えばよいか迷っている人は自分はどんな所をバイクで走りたいか考えるといいです。
■オフロードでは林道やドロドロ道も行く
↓
セロー250
■オンロード少ない、
■高速少ない、
■オフはフラットダートくらいまで
↓
トリッカー
もちろんそれ以外が苦手という訳ではないです。
セローで街中走っても十分楽しいし困ることはありません。
ただそれぞれのフィールドで平均点を取ったらセローが上です。
トリッカーは街乗りに特化した分オフ性能が低くなっただけ。
↓このあとに筆者独断と偏見で使う場所別点数表で比較してみました。
参考でセロー225も一緒に3台で比べてみました。
トリッカー
セロー250
セロー225
使い方 | トリッカー | セロー250 | セロー225 |
街乗り | 90点 | 75点 | 65点 |
高速道路 | 50点 | 75点 | 30点 |
オフロード(フラット) | 60点 | 80点 | 85点 |
オフロード(ドロドロ) | 30点 | 80点 | 95点 |
ウィリーなど技のやりやすさ | 90点 | 70点 | 65点 |
総合点数 | 320点 | 380点 | 340点 |
あくまでの筆者のイメージなので参考になるでしょうか。
ちなみに↓こういうのをやりたいならトリッカー一択ですね
どちらも筆者の映像です。
新車で買ってすぐこういうことしてました。
というかこういうことするために買いました。
トリッカーをフルサイズ化する方法と費用を解説
フルサイズ化とは
トリッカーのタイヤサイズをセローと同じタイヤサイズに変更すること
つまりセローのホイールを移植するということ
これで一般的なオフ車のタイヤが履けるようになります。
注意点はタイヤがセローと同じサイズでも
■キャスター角
■スイングアーム長さ
はトリッカーのままだということ
タイヤの分オフ性能がアップするけどセローとは同じ乗り味ではないのです。
オフロードでのクイックさを増したセローがフルサイズトリッカー
でも、クイック=不安定とも取れます。スポーティーとも取れますね。
必要なパーツと総額
具体的に変更するパーツは
■前後ホイール
■タイヤ、チューブ
■メーターギア
注意点は
■ホイールがセロー225用ならスピードメーターがトリッカーのものがそのまま使えるのでメーターギアは必要ない
■フロントフォークとスイングアームはトリッカーのもののままでフルサイズ化が可能
■フロントブレーキディスクはセロー250の方が大きいのですがキャリパーステーの関係でトリッカーのままでしか使えません。
■セローのブレーキディスクを使いたいのならフロントフォークとフロントブレーキキャリパーもセロー250用を用意しないといけません。
フロントフォークをトリッカーのまま使えば総額は10万円前後
性能は何が変わるのか
メリット
- セローより軽いトリッカーの軽量ボディのままフルサイズのオフ車タイヤを履ける
- セローよりクイックなハンドリングとハンドル切れ角
- トリッカーはトライアルバイクの近い所が多いのでトライアルタイヤとの相性が良い。
- トライアルタイヤを履くためには必須のカスタム
デメリット
- トリッカーの売りであった街乗り性能がダウン
セロー250とフルサイズ化したトリッカーの違い
オフロードでは前輪が滑るのが前提の設計
その滑ってからリカバリーできるまでの時間猶予がセローの懐の深さとなりそこが魅力
その部分を「懐の深さ」と取る人はノーマルセローがおすすめ
その部分を「だるいハンドリング」と取る人はフルサイズトリッカーがおすすめ
トリッカーはこのままノーマルでも最高に楽しいバイクです。
筆者はフルサイズ化が出来るというトリッカーをノーマルで乗って楽しんでいる。
フルサイズ化もパーツを集めれば筆者は自分でカスタムできるくらいの整備力はある。
なので好みが変わったらカスタムで対応する楽しみが増える。
■高速道路ツーリングも行きたいから「セローのガソリンタンクを移植」してツーリングマシンにカスタムしてみたり
■完全林道仕様にするならセローのシートもトリッカーに移植してみたり
■「エクストリームの練習」の精を出し「林道でトライアルを始めようかな」なんてことを思えることがトリッカー最大の魅力だと思っている。
↑いろんなところに入ってみて冒険してみたくなる自由度が魅力ですよね。
ここで走るならセローが性能が上ですがドノーマルトリッカーでもこれくらいはオフ走行できますよーというのが参考になれば。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
セローとトリッカーどちらもたくさん乗り込みましたが正直な所どっちを買っても大満足で来るバイクです。
セローとトリッカーで悩むってことは「98点のバイクと97点のバイクで悩んでいる」ようなものです。
少しでも早くどちらかのバイクを手に入れて「乗って」楽しむべきです。
最後にヒントを
トリッカーとセローで迷ったいる人は「トリッカー」にしましょう。
トリッカーを選ぶ人は実はセローとはそんなに迷いません。
トリッカーが気になるって時点でトリッカー好きです。
筆者はトリッカーを買って大満足です。
バイクの新車がどんなものが出てもあまりほしいって思いません。
トリッカーより自由でウィリーしたくなりプレイバイクってなかなか無いですよ。
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