■ ずっと販売しているけど見た目が同じだから違いが判らない。
■ CB400に興味あるけど自分に合うかどうか知りたい。
実はCB400はベテランにこそオススメできる超高性能なバイクなんです。
なぜなら、初心者からベテランまでオススメできるバイクはなかなか無いからです。
教習所で使われているので初心者におすすめなのは当然ですがこのバイクの懐の深さがベテランにこそおすすめなのです。
仕事で乗るのでかなり厳しい練習もこのCB400でこなしてます。
新しい車両が導入されると新しい車両に乗り換えて練習してきました。
この記事では、歴代のCB400を乗り込んできた筆者がそれぞれのCB400の違いを教えます。
この記事を読むと歴代のCB400の違いが判るので中古を含めあなたにピッタリのCB400を選ぶことができるようになりますよ。
結論は最新のモデルより2014~2018年(NC42中期)が歴代のCB400で最強です。
後はSFとSBを選ぶだけですよ。
解説はCB400SF(ネイキッド)で進めていきます。
記事の後半でSF(ネイキッド)とSB(ハーフカウル)の違いの解説をしているので最後まで読んでみてくださいね。
なおアニメでもCB400解説動画があるのでよかったらこちらもどうぞ
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1999~2003 HYPER VTEC SPEC 1~3 (NC39 前期、中期、後期)
それぞれのモデルは VTECが効く回転数(バルブが2→4バルブになる回転数)の微調整がされています。
他に細かい違いはありますが乗った感じでは正直大きな違いはありません。
キャブレターモデル全てに言えることが
新しい CB と比べてエンジンに若干の振動があること。
イメージで言うなら水冷エンジンと空冷エンジンの差のようなものが少しある感じですね。
水冷エンジンは空冷エンジンより振動が少ないのです。
もちろんキャブレターモデルのCBも全部水冷エンジンなのであくまでのイメージの話です。
現代の水準から比べると、ある意味少し古いバイクらしく少しだけ荒々しい乗り味です。
現在から購入を検討するには車両が少し古いのでメンテナンスが前提となりますがまだまだ現役で走る実力を兼ね備えています。
2007 HYPER VTEC Revo (NC42前期)
2007年から HYPER VTEC Revo という更に進化したものになりました。
正直これも体感ではほぼ分かりませんアクセルの開けた量などによって VTEC が効く回転数がさらに細かく調整されています。
■ インジェクションになり燃費とレスポンスアップ
■ ABS が付いた
■ コンビブレーキがついた
■ エンジンが新しくなり振動が一気に減り大型バイクのような上質さを手に入れた
よしのパパ的にはバイクのABSはすべての人に体感してもらいたい素晴らしい発明だと思います。
ただコンビブレーキは個人的にはあまり好きではなく、実際この後のモデルチェンジでコンビブレーキは採用されなくなってしまいました。
CB400でコンビブレーキが採用されたのはこのモデルだけですから
市場からも評価されなかったのでしょう。
フロントブレーキをかけた時はフロントブレーキだけ掛かります。
普通に街乗りで使うだけなら正直フロントブレーキレバーがなくても問題ないくらいリアのブレーキペダルだけで事足ります。
見分ける特徴はフロントブレーキキャリパーに三つのピストンがついているモデルはコンビブレーキ採用モデルです。
2014 HYPER VTEC Revo (NC42中期)
2014年にモデルチェンジしたこのモデルはNC42中期型となります。
よしのパパとしては喜ばしい変更は、コンビブレーキが無くなり通常のブレーキ+ ABS の組み合わせになったことです。
ハーフカウルが付いてるボルドールモデルのメーターも CB 1300と同等のものに進化。
シフトポジションもメーターでわかるようになったりと中型にしてはかなり高価な装備です。
そのぶん新車価格もかなり上がってしまいましたがほとんどの人にとって満足度は上がったはずです。
2018 HYPER VTEC Revo (NC42後期)
2018年にモデルチェンジした現行モデルです。
それに合わせてかなり迫力のある純正マフラーが採用されています。
CB400(NC42後期)のマフラーは今までとどんな違いがあるのか
低速域のレスポンス悪化と3000回転以下でアクセル開度が非常に少ない時に若干のノッキングの様な症状がたまに出ます。
今までの全方位完璧なエンジン制御からは考えられないような症状をたまに見せるようになってしまいました。
新しいマフラーの細部をを詰めきれず リリースしたのかなと感じるような印象ですね。
バイクはマイナーチェンジをしていない時期にも少しずつ発表しない小さな仕様変更しているものです。
なので同じ型式でも別の新車に乗るたびに上記の件を確認していました。
追記情報2021年4月モデルにも乗りましたがやはり改善はされていませんでしたね。
ただそれ以外の足回りは歴代の中で一番良く感じ ABS の制御も更に進化を遂げたように感じました。
なので、本当に惜しいと感じてしまうところです。
エンジン調整はユーザーレベルではとても手が出ないところですからね。
変更前と変更後のマフラーの見分け方
見分けるポイントはマフラーのエキパイとサイレンサーのつなぎ目のガードの形状が違います。
ちょうどリアサスペンションとマフラーが重なるあたりの部分です。
NC42後期(マフラー変更後)
NC42中期(マフラー変更前)
NC42後期型のSBはグリップヒーターとETCが付いています。
それでも見分けがつきます。
SFの場合は↑の写真のマフラーで見分けるのが良いと思います。
CB400SFとCB400SBの違いを解説
2005年にCB400(NC39後期)で初めてスーパーボルドールが追加されました。
その後2007年にはNC42になりSBもモデルチェンジ
さらに2014年にNC42後期(現行最終型)になりマフラーとハーフカウルのヘッドライトのデザインが変更されます。
特にヘッドライトのデザインが変わったのがかっこよくなったポイント。
最近の車のようなアイラインが追加されまるで大型バイクのような高級感を手に入れました。
CB400SFとCB400SBの違いと乗り比べた感想
■ ハーフカウル追加
■ 角型マルチリフレクターヘッドライト
■ ハーフカウルの左右に小物入れ(左側は鍵付き)
■ 高速が楽になった
■ フロント回りに重さが出て良い意味で重厚感が出た
■ キャスター角が少し寝た印象になった
(直進安定性がアップした代わりにコーナリング力が少し減った)
2005年以降はCB400にはネイキッドのSF(スーパーフォア)、ハーフカウルのSB(スーパーボルドール)の2本立てのラインナップになります。
結局SFとSBどっちが良い?両方乗った筆者の評価は?
スーパーボルドールがツーリングマシンとして優秀すぎで基本的にはSBを選ぶ人が多いと思います。
高速道路など含め長距離のツーリング性能は400ccの中では最強と言ってよいでしょう。
特にNC42最終型のSBはヘッドライトとメーター回りの高級感も含めまるで大型バイクに乗っているような印象ですよ。
パイロンスラロームなどで特に差が出ます。
フロント回りに重さがないのでスイスイとよく曲がります。
ウィリーのやりやすさも圧倒的にSFですね
よしのパパ的ランキング発表!!
■ 第4位 2007年モデル
■ 第3位 2018年モデル
■ 第2位 歴代キャブレター VTEC モデル
■ 第1位 2014年モデル
なぜこのようなランキングになったか解説していきますね。
第1位 2014 HYPER VTEC Revo(NC42中期)
2014年モデルが一番全方位どこにも弱点がありません。
そして足回りブレーキなどもちろん優等生で全て90点という内容です。
SFもSBもこのNC42中期がおすすめです。
第2位 1999~2003 HYPER VTEC SPEC 1~3(NC39前、中、後期)
続いて2位に入ったキャブレターモデル。
多少古いエンジン制御が今となっては若干古く感じるところもありますが、いまだ好印象のモデル。
非常に軽快で車体が軽く感じられ、ちゃんとメンテナンスをすれば今でも十分楽しめるバイクだと思います。
第3位 2018 HYPER VTEC Revo(NC42後期)
続いて最新なのに3位になってしまった2018年モデルです
■ 社外マフラーのような味付けの純正マフラーがどうしても気に入らず一番低回転でのフレキシブルなレスポンスはなりを潜めたこと。
■ 低速で走った時に3000回転以下で妙なノッキングのような症状がたまに出ることが非常に気になります。
■ アクセルの「開け始めのレスポンスが歴代モデルより若干悪くなっているところ」もよしのパパ的にはかなりのマイナスポイントです。
マフラーの音はかなりポイントが高いのでバイクはノーマルマフラーでは乗りたくない人にはおすすめできます。
よしのパパはむしろ低速トルクがあるノーマルマフラーが好きなタイプなので今回の評価になってます。
第4位 2007 HYPER VTEC Revo(NC42前期)
最下位になってしまった2007年モデルですがすべてはコンビブレーキのせいです。
コンビブレーキさえなければ2007年モデルは2位になっていたでしょう。
実際その後のモデルでは採用から外れてしまったので市場からも高評価は得られなかったのでしょう。
後ろのブレーキと前のブレーキをせっかく別々にコントロールできるのに自動で制御されるのはストレス。
しかも速度によって特に調整とかはしないのでまさに余計なお世話というような印象です。
おしまいに
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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